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シーリング(コーキング)のマメ知識

ここでは、サイディングボードの塗り替えにおいて、非常に重要な役割を担うシーリング(コーキング)について塗装業者目線で説明させていただきます。
ちなみにシーリングとコーキングは呼び方の違いだけで、ほぼ同じと思ってもらっていいと思います。

塗装職人とシール職人は違う!

まず皆様にお伝えしたいことは、塗装職人とシール職人は違うということです。
 
シーリングの打ち替えを塗装職人が施工するのを悪いとは言いません。
 
しっかりした技術と知識があれば、施工しても良いとは思います。
 
ただ、塗装職人がシーリングの打ち替えをするのは、せいぜい月に2~3回程度だと思います。
 
シール職人は、毎日シール工事をしています。
 
どちらがきれいに、しっかりとした施工できるのでしょうか。
 
「うちの塗装職人は、そこらのシール職人よりきれいに仕上げるんだ」というのなら別ですが、仕事がほしいあまりに、施工費を安く済ませたいがために、塗装職人が施工するのであれば、あまり良くないことだと思います。
 
ちなみに弊社は、シールの打ち替えはシール専門の職人に施工してもらいます。

シーリングの乾燥期間

シーリングの乾燥は時間がかかります。
 
シーリングをしっかり乾燥させず、直ぐに上から塗装する業者をよく見かけますが、弊社は最低でも4日間乾燥させます。
 
工事期間は長くなってしまいますが、ご理解ください。

シーリングは先打ち?後打ち?

シーリングを外壁塗装の前に打つのが先打ち工法、後に打つのが後打ち工法です。
 
先打ち工法のメリットは、シーリングの上に塗装しますので、シーリングの紫外線劣化を塗膜が保護してくれる形になり、長持ちします。
 デメリットといたしましては、シーリングよりも塗膜の方が硬いために、塗膜が割れてくる可能性があります。
 
後打ち工法のメリットは、シーリングの上に塗膜が無いので、塗膜のひび割れを起こす心配が無いということです。
デメリットは、シーリングの上に塗膜が無いので、劣化が早いということです。
 
どちらが正解、不正解は無いと思います。
各社の方針、判断によります。
 
ちなみに弊社は先打ち工法で施工させていただいております。
 
塗膜の割れのデメリットよりも耐久性を重視しております。また、弊社はシーリングの後3~4日は乾燥期間を設けておりますので、塗膜が割れる心配は少なくて済みます。

シーリングは打ち替え?打ち増し?

シーリングは打ち替えが良いのか、打ち増しが良いのか。
 
もちろん打ち替えする方が良いに決まってます。
 
ただ、打ち替えするのが難しい状況や、打ち替えしてしまうとサッシが傷ついてしまう場合、打ち替えすると雨漏りの危険性がある場合等があります。
 
以上のことから、弊社は板間目地と呼ばれるボード間の目地は打ち替え、サッシ周りは打ち増しとさせていただいております。
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