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塗装業者選びのマメ知識

御見積書の見方

塗料名が書かれているか

(×)外壁 シリコン塗装2回塗り ○○㎡×2,000円
(○)外壁 プレミアムシリコン2回塗り ○○㎡×2,000円
 
 塗料名を書かずシリコン塗装2回塗りとだけ書かれている場合は安物のシリコンだと思います。高級なシリコンを使うのであれば材料名までしっかり明記するはずです。

塗り回数が書かれているか

(×) 雨樋 クリーンマイルドシリコン塗装 ○○m×650円
(◯)雨樋 クリーンマイルドシリコン2回塗り ○○m×650円
 
 塗り回数が書かれていない場合は1回塗りの可能性があります。特に付帯部は1回塗りで済ます業者が多いので気を付けた方が良いと思います。

付帯部の使用材料は?

(△)破風 クリーンマイルドウレタン塗装 ○○m×700円
(○)破風 クリーンマイルドシリコン2回塗り ○○m×700円
 
 外壁以外のメインでない付帯部はワンランク下げてウレタンで塗る業者が多いです。ウレタンよりもシリコン、一液よりも二液の塗料がお勧めです。

コーキングは打ち替え?打ち増し?

(×)目地コーキング処理 ○○m×1,000円
(○)目地コーキング打ち替え ○○m×1,000円
 
 目地コーキング処理だけでは打ち替えなのか打ち増しなのかが分かりませんよね。きっちり営業さんに確認しましょう。

一式見積もり

(×)付帯部塗装 一式×50,000円
 
 どうしても一式にせざるをえない場合もありますが、できる限り一式は無い方が良いですね。雨樋は塗るのか、破風は塗るのか、雨戸は塗るのか、不明瞭です。言った言わないのトラブルにつながります。塗る箇所、塗らない箇所が明記されている方が良いと思います。

カラーベスト屋根の縁切り

(○)縁切りタスペーサー ○○㎡×300円
 
 カラーベスト屋根の塗り替えには縁切りが必要です。項目としてあがっているかどうか確認しましょう。

下地処理

(○)雨樋 ケレン ○○m×100円

 
 塗り替え工事で一番大切な下地処理。付帯部に塗る前はケレンをするのか、金属部は錆止めするのか、大事です。

数量は正しいか?

3社見積りを頼んで、3社とも外壁の数量が違う。
ということは、残念ながらよくある話です。
 
外壁の数量が実際よりも少ないと、工事金額が安くなるので、お客様は嬉しいかと思いきや、はたしてそうなんでしょうか?
少ない数量分しか材料を頼んでおらず、実際には足らないが無理矢理その缶数で塗っちゃう。なんてことがあるかもしれません。
やっぱりしっかり積算、しっかり見積もり、適正価格。の方が安心ですよね。
 
弊社は、設計事務所に勤務経験のある二級建築士と、営業担当者の2人体制でしっかり積算、見積もりします。

価格だけにつられない

外壁塗装は高い買い物です。
 
できるだけ安いにこしたことはありませんよね。
 
ただ、安いのには必ず理由があります。
 
■人件費の安い職人を使う
 塗装職人には日当8000円の見習い職人から20000円の一流職人までいます。そりゃぁ日当8000円の職人ばかり使ってたら人件費は安くできます。
 
■塗装工程を減らす
 3回塗りするといっても細かいみえないところまで3回塗りするのか、2回塗りにしとくのか。金属部分の錆止めは塗るのか塗らないのか。等工程を減らそうと思えばいくらでもできます。
 
■安い材料を使う
 外壁の上塗り等メインの塗料は安い材料を使いにくいですが、付帯部は安物の一液シリコン、錆止めも一液の安い材料を使ってるかもしれませんね。
 
■塗料を薄める
 塗料は水やシンナーで薄めます。規定量内であればもちろん良いのですが、規定量以上に薄めて使用している可能性もありますね。
 
etc.
 
もちろん口では『しっかりした丁寧な工事をします』と言うでしょう。
ホームページには良いことばかり書いているでしょう。
ただ、しっかりした丁寧な仕事をすればするほど価格は上がるはずです。
 
なぜお値打ちに提供できるのか、納得のいく説明が得られない場合はやめた方が良いかもしれません。

工事期間を聞いてみる

簡単に優良施工店かどうか見分ける術があります。

 
それは、工事期間を聞くことです。
 
お家の大きさや工法にもよりますが、住宅の塗り替え工事が1週間で終わることはまずありえません。
 
平均2週間はかかります。
 
もし工事期間を聞いて「1週間から10日ぐらいです」と返答がかえってきたら、やめた方が良いと思います。
 
早すぎます。
 
高圧洗浄した後、乾くのを待たずに施工している可能性があります。
 
シーリングの乾燥を待たずに施工している可能性があります。
 
塗装工程を減らしている可能性があります。
 
工事期間は約2週間かかります。という業者を選びましょう。

プロとしての知識や提案を聞いてみる

大切な住まいを任せるので、プロの知識や経験は必須です。

 
・現在の家がどのような状況であるか。
・どのような工程で施工するのか。
・どのような材料を使うのか。
 
といった質問を業者にし、それに的確に答えれない、頼りないようであればその業者は避けるべきです。
 
また、それぞれの家の状況に合わせた的確な提案やアドバイスが出来るかも担当者の力量だと言えます。
 
現場の状況と顧客の要望にあわせて幾通りかの見積もりのプランを作成することができてはじめて本物と言えるでしょう。
 
出来ることなれば資格もあるにこしたことはないです。

住宅の塗り替えが得意かどうか

それぞれ会社には得手不得手があります。

 
工務店の中でも、新築が得意な工務店、リフォームが得意な工務店、公共工事が得意な工務店等いろいろあります。
 
リフォーム会社の中でも、内装が得意なリフォーム会社、外装が得意なリフォーム会社、水回りが得意なリフォーム会社等いろいろあります。
 
更には塗装店の中でも、住宅の塗り替えが得意な塗装店、大型建築物の塗装が得意な塗装店、新築塗装が得意な塗装店等、いろいろあります。
 
もちろんのことですが、住宅の塗り替えが得意な会社を選ぶべきです。同じ塗装でも大型建築物の塗装と一般住宅の塗装は全然違います。
 
そのためには、ホームページ等で施工実績をチェックすることが重要です。

ハウスメーカー?リフォーム会社?知り合い?町の塗装店?

外壁塗装を失敗させないためには、何より業者選びが大切です。
 
ただ、どこに頼んだらよいのか分からないと思います。
 
ハウスメーカー、リフォーム会社、知り合いの業者、町の塗装店。
 
どこが良いのでしょうか?

ハウスメーカー

外壁塗装をハウスメーカーに依頼するのは良いと思います。
 
今後のお付き合いのこともあるでしょうし、何より自社で建てた建物のことをよく知っています。
 
施工内容も細部にわたって細かく施工してくれるでしょうし、安心です。
 
ただ、ハウスメーカーの欠点は何より価格です。
 
はっきり言ってかなり高いです。

リフォーム会社

外壁塗装をリフォーム会社に依頼する利点は、塗装だけでなくトータル的に提案してくれることです。
 
今後の細かなリフォーム工事も対応してくれて、長いお付き合いが出来ると思います。
 
ただ、リフォーム会社の欠点もあります。
 
幅広くリフォームの知識を持っているかわりに、塗装の専門知識はありません。
 
また、施工は下請けの塗装会社に依頼する形になります。
 
その下請け会社が優良な塗装会社かどうか判別しようがありません。
 
また、中間マージンが発生し、工事価格は割高になります。 

知り合いの業者

外壁塗装を知り合いの業者に依頼する利点は、安心なことです。
 
間違っても下手な工事をしたり、ぼったくったりしないでしょう。
 
ただ、一度見積もり依頼したら断りづらいですよね。手直しやクレームも言いづらい。
 
また、そのお知り合いの方が施工するのならともかく、結局下請けの塗装会社に依頼する事になると思います。
 
要はその下請け会社が良い施工店かどうか、ですね。

町の塗装店

外壁塗装を町の塗装店に依頼する利点は、安価なことです。
 
相場よりもおそらく安くで施工できると思います。
 
注意点は、その塗装屋さんは住宅の塗り替えに慣れているかどうかです。
 
新築の塗装工事、大型物件の塗装工事、住宅の塗り替え工事、それぞれ同じなようで違います。
 
住宅の塗り替え経験豊富な方が安心です。
 
また、その塗装屋さんが元請け体質か下請け体質かです。
 
下請けばっかりしている塗装屋さんは、いかに安く仕上げるか、いかに早く仕上げるか、という仕事をしがちです。
 
弊社のような、住宅塗り替え経験が豊富で、元請けでしっかり塗装工事を受注している町の塗装店は安心です(笑)
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