カラーベスト屋根の塗装について
カラーベスト屋根は塗装が必要なのでしょうか?
カラーベスト屋根はどういう工程で塗装するのでしょうか?
また、どういう塗料が良いのでしょうか?
これから屋根塗装をしようかと検討されているる方、ぜひ参考にしてみてください。
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カラーベストとは何?
カラーベストは、屋根材の一つでセメントを主な材料として薄い形状になっており、多くのお家で使われています。
カラーベストは「ケイミュー株式会社」が販売した屋根材の製品名でした。メーカーや製品名が混ざって使われるため、「コロニアル」や「スレート瓦」などたくさんの呼び名がありますが、今ではこの「カラーベスト」という製品名が浸透してスレート屋根自体のことをカラーベストと呼ぶことが多くなっています。
カラーベストのメリット・デメリット
メリット
カラーベスト屋根のメリットは、
①デザインや色が豊富、
②ほかの屋根材に比べて安価
③軽いためお家にかかる負担が少ない
などが挙げられます。
デメリットは
カラーベスト屋根の塗装工程
①高圧洗浄
高圧洗浄機を使って高圧洗浄をします。
高い水圧で、汚れ、ホコリ、カビ、コケ、藻などを落としていきます。
②下地処理
・棟板金の釘打ち
年数が経つと、棟板金の釘が浮いてくる場合があります。
釘が浮いた棟板金は台風で飛びやすくなってしまいますので、釘を打って押さえてあげる必要があります。
棟板金は金属ですので錆びてきます。発錆を防ぐために錆止め塗装を行います。
きたそうでは二液タイプの良い錆止め塗料を使っております。
・ひび割れ、欠けの補修
カラーベストは経年劣化によりひび割れや欠けが発生している可能性があります。
きたそうではタスマジックという補修剤を使い、元の屋根材よりも強度をアップさせます。
③下塗り1~2回
下塗りを1~2回塗ります。
下塗りには上塗りとの密着性を良くする役割と、吸い込みを止める役割があります。
1回塗りで吸い込みが止まらなかったら、吸い込みが止まるまで2回、3回と塗り重ねます。
ほとんどの場合、2回塗ったら吸い込みが止まり、屋根材がしっかりした飴色になります。
飴色になれば下塗り完了です。
上塗りを遮熱塗料で塗装する場合は、下塗りを白で塗って遮熱効果を高めます。
また、きたそうでは二液タイプの良い下塗り材を採用しております。
④縁切り
カラーベスト屋根は水分の排出のために上下の重なり部には隙間が確保されてるのですが、塗装することによってふさがれてしまいます。
隙間がふさがれてしまうことにより、中に水分が溜まってしまい、下地の腐朽や雨漏れにつながります。
この隙間を確保するために縁切りします。
弊社ではタスペーサーという縁切り材を使います。
このタスペーサーを上下の重なり部に差し込み、通気性を確保します。
⑤上塗り2回
仕上げに上塗りを2回塗ります。
中塗り上塗りと言ったりしますが同じ意味で、要は最後に同じ塗料を2回塗って完成です。