屋根塗装のマメ知識
モニエル瓦の塗り替え①
モニエル瓦の塗り替えには注意が必要です。
モニエル瓦の塗り替えによる不具合を嫌い、モニエル瓦用の塗料を作らない塗料メーカーもいます。
モニエル瓦の塗り替えによる不具合を嫌い、施工を断る施工業者もいます。
また、施工を断るのなら良いのですが、大した知識もなく、普通の屋根塗装と同じ工程で塗装し、不具合を起こす施工業者もいます。
それぐらいモニエル瓦の塗り替えには注意が必要です。
モニエル瓦の塗り替えで、何より大切なのは脆弱なスラリー層の完全除去。
そして光沢が出るまでプライマーを塗り重ねる。
実際には2回3回4回とプライマーを塗り重ねなければいけません。
上塗りまで入れると計6回塗りです。
はたしてそこまで塗れる予算はあるのか、そして業者はきちんと塗っているのか、疑問です。
そしたらどうすれば良いのか、何を塗ったら良いのか。
詳しくは…次へ。
モニエル瓦の塗り替え②
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屋根に塗る材料は何が良いのか?
屋根にはどのような材料で塗装したら良いのでしょうか。
溶剤が良いのか、水性が良いのか。
屋根は非常に厳しい環境にさらされています。
そのため、親水性を誇る外壁専用の水性塗料と違い、屋根には溶剤を塗るべきです。
塗装業に携わり40年、屋根に水性塗った場合、何度か不具合が生じました。
それに対して屋根に溶剤を塗った場合の不具合はほとんど無いです。
メーカー、施工会社によって水性を勧める業者もいますが、弊社は屋根には絶対に溶剤を塗るべきだと考えております。
そしてもちろん、耐久性の良い塗料を塗るべきです。
最近はフッ素よりも長持ちする無機塗料が開発されました。
ウレタンよりもシリコン、シリコンよりもフッ素、フッ素よりも無機を塗るべきです。
屋根の下塗りは濡れ色になるまで塗る。
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2回目の塗り替えの場合、屋根に塗る材料は何が良いか?
屋根の2回目の塗り替えには注意が必要です。
前回の塗り替えは何で塗られてあるかが重要です。
もし水性で塗られているのであれば、次に溶剤で塗ると相性が悪く、ちじれてくる可能性が ありますので、注意が必要です。ちじれてきた箇所をケレンしながら溶剤で塗るか、はじめから水性で塗るか、ですね。
前回どの塗料で塗られてあるのかわからい場合は、弊社のような塗装のプロが見ればだいたい分かりますのでお気軽にご相談ください。
また、前回の塗り替え塗膜が剥離してきている場合があります。
その場合は、旧塗膜をできる限りおとさないといけません。
この作業がすごく大変です。
もし剥離してきている場合は、次塗り替えても剥離しやすいので、ガルバリウム鋼板によるカバー工法がおすすめです。